翻訳ができる文字起こしアプリやサービスは、会議や旅行などさまざまなシーンで活躍します。
しかし、多くのアプリやサービスが提供されているため、どれを選んだらいいか分からない人も多いです。
この記事では、翻訳しながら文字起こしできるアプリとサービス5選を紹介します。
無料で使えるアプリから、自然な翻訳で書籍出版レベルまで対応できるサービスも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
文字起こしに翻訳は必要?
文字起こしとは、音声データをテキストに変換する作業です。
会議の議事録やインタビュー記事の作成など、さまざまな分野で利用されています。
文字起こしは日本語の音声を、日本語でテキストに変換するのが一般的です。しかし、文字起こしアプリやサービスの中には、外国語への翻訳に対応しているものがあります。
海外支社との会議や国際的なシンポジウムの内容などを文字起こしする際に、翻訳が必要となるためです。
外国語で資料を配布するのではなく、日本語に翻訳すれば読める人が増えて、資料としての価値が上がるでしょう。
翻訳しながら文字起こしできるアプリとサービス5選
ここでは、おすすめの翻訳もできる文字起こしアプリやサービスを紹介します。
それぞれに特徴があるため、あなたに最適なアプリやサービスを見つけてください。
Google翻訳
Google翻訳は、iOSやAndroid・PCで使用できる無料の翻訳アプリです。
入力された音声を翻訳しながら、リアルタイムでの文字起こしが可能です。英語だけでなく、中国語や韓国語・ドイツ語・フランス語など、170以上の言語に対応しています。
スマートフォンで使用する際は、カメラを向けるだけで、書かれている内容を自動で翻訳してくれます。海外旅行で看板や飲食店のメニューをカメラで翻訳すれば、現地の言葉が分からなくても快適に過ごせるでしょう。
また、言語をダウンロードしておけば、インターネット接続がなくても翻訳が可能。無料で使用できるアプリですが、便利な機能が数多く搭載されています。
Group Transcribe
Group Transcribeは、Microsoftが開発したiOS向けの翻訳アプリです。
QRコードの読み取りや会議コードの入力などで、簡単にグループの作成が可能。グループ参加者の会話をリアルタイムで翻訳・文字起こしできます。複数人での利用に向いているため、会議ツールとして活用できるでしょう。
グループへの参加に人数制限はなく、大規模な会議を開催できます。また、会話の内容は端末やサーバー上に保存されないため、セキュリティ対策も万全です。
ただし、文字起こしできる時間は、1回につき30分までです。長時間の会議をおこなう場合は、一度会議を終了させて、再接続する必要があります。
UDトーク
UDトークは、音声を文字起こしすることで、視覚障害のある方でもコミュニケーションが取れるようにと開発されたアプリです。
UDトークはリアルタイムで文字起こしができるため、聴覚障害の方のコミュニケーションだけでなく、会議や講演会などでも活用できます。
基本的に無料で利用できますが、無料プランでは音声データが音声認識率向上のための学習に使用されます。機密情報や個人情報を扱う場合は、音声データが収集されない有料プランに加入しましょう。
DeepL翻訳
DeepL(ディープエル)翻訳は、ドイツのDeepL SE社が開発した高精度な翻訳アプリです。
DeepL翻訳はAIを活用して、自然でクオリティの高い文字起こしを実現しています。AIは常に進化していくため、文字起こしの精度は今後も上がっていくでしょう。
音声ファイルだけでなく、PDFやWordなどの文書ファイルからの翻訳も可能。専門用語の多い業界に対応したモデルもあります。
30以上の言語に対応していて、口語表現や方言もカバーしています。より自然で精度の高い翻訳をしたいのであれば、DeepL翻訳がおすすめです。
コエラボ
コエラボはアプリではなく、人の手で文字起こしをするサービスです。
アプリの自動翻訳は技術の進歩によりクオリティが高まっているとはいえ、まだまだ人間による文字起こしのレベルには達していません。
コエラボでは熟練のライターが作業をおこなうため、専門性の高い内容にも対応可能です。
また、音声をそのままテキストにする「素起こし」だけでなく、意味を持たない言葉を省く「ケバ取り」や、文章として整える「整文」での文字起こしもできます。
コエラボでは、以下の3つの翻訳プランを用意しています。
・プレミアム学術翻訳:英語論文の論理性と流れの最適化まで考慮した高品質な翻訳
・スタンダード学術翻訳:専門知識を持つバイリンガル翻訳者が日本語原稿を忠実に英訳
・ベーシック翻訳:専門知識を持つ翻訳者が高精度な翻訳をおこなう
翻訳アプリよりもクオリティの高い翻訳ができるため、書籍や学術論文・研究の報告書などにおすすめです。
アプリを使った翻訳や文字起こしに満足できない方は、お気軽にお問い合わせください。
翻訳できる文字起こしアプリやサービスを選ぶポイント
翻訳ができる文字起こしアプリやサービスは、対応している言語や予算を考慮して選びましょう。
ここでは、文字起こしアプリやサービスを選ぶ際のポイントを解説します。
目的の言語に対応しているか
翻訳できる文字起こしアプリやサービスは、対応できる言語が異なります。
ほとんどのアプリやサービスは英語に対応できますが、マイナーな言語には対応していない可能性があります。
今回紹介した中で、対応できる言語数が多いのはGoogle翻訳です。マイナーな言語の文字起こしをしたいのであれば、まずはGoogle翻訳を使ってみましょう。
料金が予算内か
無料で利用できるアプリやサービスもありますが、有料の方が翻訳や文字起こしの質が高い傾向にあります。ビジネスや研究の発表などに使用する場合は、有料のアプリやサービスを使うのがおすすめです。
有料のプランには、以下のような料金体系があります。
・月額制
・文字数や録音データの長さによる従量課金制
・買い切り型
料金体系は利用するアプリやサービスごとに決まっています。料金と文字起こしの質を比べて、コストパフォーマンスの高いアプリやサービスを選んでください。
文字起こしに使用するデバイスに対応しているか
翻訳できる文字起こしアプリは、主にPCやスマートフォン・タブレットで使用します。特定のデバイスにしか対応していないアプリもあるため、あなたが持っているデバイスで使えるか確認してください。
会議で使用するのであれば、他の資料を同時に見られるPCがおすすめです。旅行先で翻訳機として使うのであれば、スマートフォンで使えるアプリがいいでしょう。用途や目的に合ったアプリやデバイスを選んでください。
翻訳のクオリティが担保されているか
翻訳できる文字起こしアプリやサービスの中には、翻訳の精度が低いものがあります。専門用語には対応できないアプリもあり、せっかく購入したのに使えない状況になってしまうでしょう。
翻訳のクオリティに定評があるのは、DeepL翻訳です。音声から自然な文章を作成するので、修正の手間を減らせます。
さらに高いクオリティを求めるのであれば、人間が文字起こしをするコエラボがおすすめです。
翻訳できる文字起こし必要ならコエラボへ
文字起こしは、音声データをテキスト化する作業です。海外の支社を含めた会議や国際的なシンポジウムでは、単に文字起こしをするだけでなく、翻訳することが求められます。
翻訳できる文字起こしアプリやサービスは、それぞれ料金や翻訳の精度に違いがあります。対応できる言語や予算などに応じて、最適なアプリやサービスを選んでください。
コエラボでは、経験豊富な翻訳者が自然でクオリティの高い翻訳や文字起こしをおこないます。アプリでの翻訳・文字起こしに満足できない方は、まずはお気軽にお問い合わせください。